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タービン吸入口のネットガスケットについて

ターボチャージャーのリビルト品を販売しておりますが、

 

「他のメーカーには吸入口のガスケットに異物混入防止用のネットが付いているけど、

部品堂のターボにはネットが付いていない!」

 

と言われることがたまにあります(ほんとにたまにですが)

 

こういうやつですね。アミが付いてるガスケットです。

 

 

 

リビルトタービン会社によっては吸気入口に異物吸入防止用ネット付の
このようなガスケットを使用するよう付属している場合があります。

 

たしかに、このアミアミはターボに異物混入によるタービン破壊を一時的には防いでくれます。

ですので、一時的にトラブルなく乗れれば良い、というニーズの場合は重宝する存在です。

 

ですが、タービンエア吸入で、本来異物が混入されること自体があってはならないことで、
これは吸入ラインを整備段階でチェックすることで確実に防止できることです。

 

もし異物がネットに引っかかって、いったんタービンの破壊が防止されたとしても、
異物はネット上に残り続け、ネットを痛め腐食させネットを貫通し、いずれタービンを破壊します。
(そのときは既にメーカー保証期間が切れている場合がほとんどです)

 

また、ネット自体が吸入エアーに乱気流を起こしますので、
エアーの吸入口率は非常に悪くなり、タービンは本来の性能を発揮できません。

 

つまり、ネットガスケットはタービンメーカーの保障対策として存在しているんです。

 

は上記理由により弊社リビルトタービンネットガスケットを採用しておりません。
またエアー吸入部のハウジングを鏡面加工することで優れたエア吸入を実現しています。