カッコいいと思える方に行こう

HONDA S660用のスポーツタービンキットです。
うちの「EFFECTOR」っていうチューニング用品のシリーズ。
製品名「OVER DRIVE」
強化アクチュエーター「BOOSTER」搭載モデル。
自動車部品を見て「かっこいい」と思う私は相当毒されてますね…笑
ターボサービスオキさんが作った逸品です。
うちの会社は完全にガソリンエンジン部品の供給に舵を切りました。
世の中の同業者はバッテリー、タイヤ、ドラレコ、アクセサリー、ケミカルに舵を切ってますが、うちは全部捨てました。
テスラモーターズのイーロンマスクに憧れていながら、あえての逆サイド予測では、この10年以内にEV(電気自動車)があっという間に世界の主流になっていくんではないかという厳しい予測もしてます。
EVが主流になったら、こういうターボチャージャーみたいな部品ってメイン市場からは見向きもされなくなると思います。
そんなはずはない、という意見も聞きますが、10年前に、スマホが世界を席巻するとは思えなかった。
スマホにモーターとタイヤがついたような車、EVは、テスラのような会社が広めるのではなくって、安い中国製スマホのようなEVが大量に出回って、変革するのかなと。
シリコンバレーでは次世代EVの標準OSを勝ち取るために切磋琢磨しているらしいです。
思うんですけど、音楽もテクノロジーの変化で進化もしています。
シンセが出た頃には、生楽器が必要なくなる、であるとか、打ち込み、とか出てきたころには生演奏が無くなる、であるとか今ではAIが作曲するんじゃないか、とかいうのも聞いたことあります。
テクノロジーの進化で、必ず変化や革新は起こるんですけど、「それだけ」になったことは一度もなかったと記憶してます。
人はどこかアナログなものを求めていると思うんですよね。
人の技術だったり、人の手心だったり、かけられた手間であったり。
もちろんEVや打ち込みにそれがない、と言ってるのではないです。
どんなにギターアンプがモデリング機能が良くなってもマーシャル1959の真空管が熱くなった「サー」というノイズが無いとダメという人もここにおるし(笑)
人は完全な便利が手に入ると不便が欲しくなるという部分もあるかなって。
EVが自動運転で走り回る未来の世界で。
マニュアルミッションの古いHONDA S660から降りてくる風景ってぜったいカッコいいと思うんですよね。
オーバードライブはガソリンエンジンの部品をやっていくっていう決意の製品です。
先日同じ業界の方とも昨日話したんですが、世の中についていくよりも、カッコいいと思える方に行こうって話しをしました。
イーロンマスクの作ったテスラ(EV)は…めっちゃくちゃカッコいいんだけどね。
ぼくたちは違うカッコよさへ。